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「健康都市」さらに深化大木哲市長、新春インタビュー


📷📷📷📷📷インタビューに答える大木市長

 「令和」に入り最初の新年の幕開けにあたり、本紙では大木哲大和市長にインタビューを実施。2019年を振り返るとともに、新年の抱負を語ってもらった。

 -あけましておめでとうございます。2019年は大和市にとって、大木市長にとって、どんな1年でしたか?

 「昨年は『平成』から『令和』へと時代が変わる大きな転換の年でした。大和市も市制施行60周年という大きな節目を迎えることができました。今日の大和市があるのは、先人が60年という歳月をかけて一歩一歩積み重ねてきた努力のたまもの。大和市を支え続けてくれた多くの方に感謝申し上げたいと思います。私が市長に就任してからは、健康を市政運営の柱に、市民目線とスピード感を大切に、時代の先を見据えた市政運営を行ってまいりました。

 昨年も数多くの施策を展開しましたが、中でも引きこもり、といわれる方々を支援する「こもりびと」支援窓口や高齢の一人暮らしの方を対象にした終活支援事業など、これまで地方自治体があまり着手してこなかった支援活動に取り組んでまいりました。

 また特別教育支援センター「アンダンテ」の開設や4年連続で保育所などの待機児童ゼロを達成するなど、子育て支援事業にも力を入れてきました。

 大和市は常に進化し続ける市政運営を展開しており、今後も『健康都市やまと』の発展に全力を尽くしてまいります」

 -昨年の選挙で、市政初の4選市長となりましたが、これまでと何か違うところはありますか。

 「これまで取り組んできた『健康都市やまと』の政策に対し、市民の皆さんから温かいご理解とご支持を頂き、大和市政の舵取り役を再び務めさせていただくことになりました。大和市制60年で初の4選市長ということで、その責任の重さを改めて実感しているところです。

シリウス間もなく来館1000万人

 -シリウスはまもなく来館者が1000万人を超える勢いです。開館から3年を経てなお来場者を呼ぶ要因は?

 「新しい施設が完成すると、最初は大勢の人で賑わいますが、それを継続させるのが官民共通の課題。そのような中でシリウスは、『図書館』をキーワードにしつつ、図書館とはこうあるべきという概念を廃し、市民目線に立ち、”居場所”を作ったことが多くのリピーターを生むきっかけになったのだと思います。従来型の図書館は、本が主役ですが、大和市の図書館は人が主役です。人が主役ですから、従来型の図書館と比較して、面積に対する座席数が非常に多く配置されています。このコンセプトの違いは大きいと思います。

新たな魅力「災害に強い街」

 有難いことに、小さな子ども連れのお母さんから中高生、社会人、高齢の方など様々な世代の人に繰り返し利用していただいています。おそらく皆さんの生活サイクルの中にシリウスが組み込まれた、という点が一番強いと思います。市民の皆さんの『こういうものがあればいいのにな』という要望と合致したものができたからこそ継続して利用してもらっているのだと思います。

 中央林間の図書館は狭いけれど、人が大勢来館しています。わずか767平方メートルしかありませんが、東京の日比谷図書文化館よりも多い年間87万人が来場しています」

 -昨年は首都圏を大きな台風が襲い、甚大な被害に見舞われました。大和市は目立った被害も少なく、改めて災害に強い街であることが認識されました。何が奏功しましたか?

 「特に台風やゲリラ豪雨などの水害に関しては、南林間地区に完成した『やまと防災パーク』地下に整備した25mプールで39杯分の雨水が貯められる市内最大の雨水調整池が威力を発揮しました。この調整池のおかげで、これまでこの地域で発生していた床上、床下浸水の被害はゼロ。道路冠水に関しても、冠水しやすい場所に積極的に雨水管を整備してきたので、被害は出ませんでした。

 昨年の台風19号に関しては、すぐに災害対策本部を設置し、699人体制で対応に当たりました。開設した10か所の避難所には728人もの市民の方が避難しました。これまで台風での避難者は、調べた範囲ですが、多くても20数人くらい。東日本大震災の際、帰宅困難者を受け入れるために開設した時でも約300人でしたので、過去最多の避難者でした。

 市制施行以後、自然災害が原因で亡くなった人は記録のある限り一人もいません。これは一つ一つの災害を教訓にし、被害があった理由を検証し、潰していく作業を丁寧に繰り返してきた証だと思います。

 大和市はこれまで、交通アクセスの良さや生活利便性の高さなどが魅力としてアピールされてきましたが、毎年全国各地で発生する激甚災害を鑑みると、これらに加え災害に強いというのも、今後住む街を選択する上で重要な要素になると思います」

 -2020年はどんな1年にしたいですか。

 「市民の皆さまにおかれましては、健康で健やかな1年を過ごして頂ければと思います。私たちは大和市に住んでいてよかった、と思われるようできることをこつこつとおこなってまいります」

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